ここでは、論理療法の簡単な例を説明いたします。
人は、考えすぎると、余計に否定的な考えにはまってしまい、それが心を占めてしまうと、どんどんマイナスの感情に犯されていき、自滅的な行動に出たり、人生そのものが嫌になってきてしまいます。そうならないためにも、「イラショナル ビリーフ」に気づき、「健康な感情」を取り戻していきたいですね。
┌→B (ラショナル ビリーフ 健康的、合理的な考え方) ⇒ (健康な感情、※健康な否定的な感情)◎
A (刺激となる、きっかけとなる出来事)
└→B(イラショナル ビリーフ 不健康な、非合理的な考え方)⇒C(不健康な感情、自滅的な行動)×
          ↑   ⇒   E(新しい考え方、ラショナル ビリーフ)  ⇒ F(新たな健康的な感情、行動)◎
          D(ろんばく、自分の思考へ反論してみる)
※ 健康な否定的な感情:悲しい時は悲しい感情は当たり前。悲嘆にくれてしまうのが問題。怒る感情も誰にでもある、激怒になってしまうのが問題。自己反省は必要だが、自分責めすぎるのは問題。など普通の喜怒哀楽の感情はOK.。病的になってしまうのが問題。
☆あなたの頭にある「ネバナラナイ思考」に気づきましょう。自分を思考の枠にしばりつけないことです。

例)
A 出来事 「仕事で上司にまた注意されてしまった。他の人は問題なく仕事を進めているし、昇給もしている」
C 感情 「私っていつもこうなんだ。本当にだめな私。能力もないし、ああ落ち込んでしまって、これから仕事をしていくの、
       とっても不安、自分でも嫌になってしまう。自信がないな」
      (不安や抑うつ状態、罪悪感)
  行動 「会社でもなんとなく、元気がない、まただんだん会社に行くのが面倒になってくる」
B 思考(イラショナル ビリーフ 非合理的な考え) 
      「私は、いつも上手く仕事をやらなければいけない。そして皆に認めてもらわなければいけない。
      そうでなければ価値のない人間になってしまう」
D 反論 
「本当に100%完璧に仕事をこなせる人間なんているのだろうか。いつも上手く完璧に仕事をこなしている人は、いない。それに、皆に認めてもらうなんて、無理な話。そんなことで、自分を責めてしまっても何も解決しないじゃないね。事態はよけい悪くなってしまうわ。元気もなくなってしまうし、こんな風に考えても何もいいことないわ。」
E 思考(新しい考え方 ラショナル ビリーフ)
「これから、仕事で注意されたり、失敗したら、またやってしまったと残念に思うけど、別に人生がひっくり返るわけでもないわ。 何が悪かったか考えてみよう、そして上司に質問してみてもいいかもしれない。落ち込んでしまったら、また同じ繰り返し。少しずつ、注意される回数を減らすように自分なりに考えてみよう。そして、上手く出来たときには、自分にごほうびをあげよう。また、周りの人と比較しても仕方がない。周り皆から認めてもらうなんて、そんな要求をするなら、自分で今の自分を認めてあげてみよう」
F 新たな感情、行動
「ちょっと落ち込んだ気分から解放されてきたみたい。自分を責めている気分も軽くなったかも。」
 行動は、仕事を前向きに捉えて、自分から進んで解決していく姿勢をとれるようになっていく。
思考・感情・行動はすべて相互に関係しています。気分が動揺してしまったとき、落ち込んだとき、自分の思考を客観視する習慣をつけていくと、嫌な感情に振り回されなくなるでしょう。もちろん練習が必要です。
>>女性のためのライフビタミン講座 トップ